健康アンチエイジング対策

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肌の仕組み

真皮は、表皮の下にある肌の土台のようなものです。主な役割は、肌の弾力を保ち、真皮内にある毛細血管により栄養と酸素を肌のすみずみまで届けることです。

 

コラーゲンは肌の主要な成分です。丈夫なタンパク質からできた繊維で、水分を除いた真皮の約70%を占める主要成分です。真皮の中に網目状のネットワークを作ることで弾力をキープ。シワやたるみは、このコラーゲンの減少や変性によって肌の弾力が失われることが主な原因です。

 

エラスチンはコラーゲンをつなぐ繊維です。ゴムのような弾力のある繊維でコラーゲンの所々をつなぎとめるように支えています。水分を除いた真皮の5%前後を占めるものですが、年齢とともに減ってしまい、これもシワやたるみの原因になります。

 

ヒアルロン酸は隙間を埋めるゼリーです。コラーゲンやエラスチンで作られた網状構造の隙間を埋め尽くすゼリー状の物質です。ゼリー状なので弾力もあり、真皮の構造を安定して保ちます。このヒアルロン酸は水分保持力が高く、化粧品では保湿成分として配合されています。

 

肌老化で一番恐るべき敵は、紫外線です。肌老化の65%は紫外線によるもので光老化と言われています。

通常、日光を浴びると肌を守ろうとしてメラニン色素が作られそのあと、ターンオーバーによって排泄されます。しかし、繰り返し紫外線を浴びせてしまうと、メラノサイトの数が増え、また表皮が暑くなるなどの変化も起きてシミができてしまうのです。

また、真皮にまで到達した至芸線の影響で肌のハリを保つコラーゲンが変性、劣化し弾力が失われます。その結果、肌にたるみやシワが刻まれるわけです。

紫外線のダメージは、毎日ジワジワ積み重なり、肌に貯金のように溜まっていきます。そして、あるレベルに達した時、シミなどの肌トラブルとして表面化し、急に目立つようになります。知らず知らずにこうした危険にさらされないために、紫外線について理解しておくことが大切です。

太陽光線をエネルギー量で分けると50%は可視光線で、5%が紫外線、残りは赤外線です。可視光線は眩しく、赤外線は暖かさや暑さを感じます。しかし紫外線は熱さも眩しさも感じないので、紫外線を浴びることを実感できません。UVはUV-AとUV-Bがあります。

紫外線は頭皮にも髪の毛にもよくありません。髪のダメージや抜け毛にもつながります。紫外線が強く出ている日は帽子をかぶることが育毛対策にもつながります。